
タブラ - 歴史
Eric Azumi
太鼓とタラはヴェーダ時代の文献にも記されています。プシュカラと呼ばれる、弦で支えられた2つまたは3つの小さな太鼓を持つ打楽器は、5世紀以前のインド亜大陸に存在していました。ムリダンなどの他の太鼓も存在していましたが、当時はタブラとは呼ばれていませんでした。例えば、アジャンター石窟群に描かれた5世紀以前の壁画には、タブラのような小さな直立した座太鼓、ケトル型のムリダン、そしてシンバルを演奏する音楽家たちの姿が描かれています。エローラ石窟群などにも、座った状態で太鼓を演奏する音楽家たちの姿を描いた同様の石彫作品が発見されています。